HP-UX 11iV3 -Itanium版メモ
相変わらずデフォルトシェルが/bin/shでアレゲなHP-UXのメモ
(1)Tape OS Backup
シングルユーザモードへの移行
# shutdown now
# mount -a
# make_tape_recovery -v -A
デバイス名を指定しない場合は/dev/rmt/0mが使われる。
mount -aで外部ストレージのファイルシステムがマウントされてしまっても
/dev/vg00内のファイルシステムのデータがバックアップされるようになっている模様
(2)make_tape_recoveryで取得したテープの中身を確認する
①テープを装填する
# mt -f /dev/rmt/0mn rew
②テープの一番目の領域にはパーティションやブート情報などが入っている。
その領域を飛ばした次の領域にtarでとってあるので、次の位置へテープを進める
③中身をみる
# tar vt /dev/rmt/0mn
途中でキャンセルする場合は、ctl + c
ただし、キャンセルした場合はテープ巻き戻さないともう一度中身は見れないよ
(3)マルチパス
HP-UX11iV3からマルチパスストレージ用のバンドルプロダクトがデフォルトで入る?っぽい。
/dev/dsk/cXtYdZ等で表記されていたデバイスが、自動的に集約されて
/dev/disk/diskXという名前のデバイス名で扱うことができるようになった。
これによりマルチパス設定で苦戦する必要が無くなった。
LUN番号0に接続されているディスクパスが以下の二つだった場合、
このようになる
/dev/dsk/c1t0d0
/dev/dsk/c2t0d0
↓
/dev/disk/disk1
pvcreate/vgcreateを実行するときは、pvcreate /dev/disk/disk1でよい。
やったぜHP!おせーよ('A`)
(4)FCストレージのLUN確認方法
ioscan -fnkC disk
- H/Wパスとブロック/キャラクタデバイスで構成されているか表示する
ioscan -m dsf
- /dev/disk/diskXXがどのブロック/キャラクタデバイスで構成されているか表示する
ioscan -m lun
- LUNと/dev/disk/diskXXが関連付けられて表示される。LUNは16進数表記
(5)VGを別ノードに切り替える方法
切り替え元で実施
# vgchange -a n /dev/vgXX
切り替え先で実施
- 切り替え先に存在しない場合importする
- 既に/etc/lvmtabにVGが定義されている場合は不要
# vgimport /dev/vgXX /dev/disk/diskXX
# vgchange -a y /dev/vgXX
(6)スワップ領域の作成
ブート時に必ずActivateされなければならない
一次スワップ領域はブートボリュームグループに定義しなければならないが、
外部ストレージに定義する場合はSANブートで無い限り、
ブートボリュームグループにする必要は無い。
①一次スワップ領域の作成
- ブート可能なディスクとしてPVを作成
pvcreate -B /dev/disk/diskX
- VGを作成
vgcreate -n /dev/
- LVを作成
lvcreate -L
- 一次スワップ領域を作成
lvlnboot -s /dev/vgX/
- 一次スワップ領域のActivate
swapon -a
- 確認
swapinfo
②通常のスワップ領域を作成する場合
- [-B]オプションが不要。つーかつけるな
pvcreate /dev/disk/diskX
- VGを作成
vgcreate -n /dev/
- LVを作成
lvcreate -L
- 作成したLVをスワップ領域としてActivate
swapon /dev/vgX/
- 確認
swapinfo
- 起動時にActivateする場合は/etc/fstabに定義
/dev/vgX/
- リブート
shutdown -r -y now
- 自動Activateの確認
swapinfo
③スワップ領域の優先度を変更する
swapon -p <0-10までの値>
0が一番優先度が高い。
自動Activateさせるスワップ領域はfstabに優先順位を記述できるはず。。
これはまだ試してない。
またlvlnbootで作ったスワップの優先順位を変えるにはどうしたらよいものか
man読まないと。